- 日本にいない間の資産形成に悩んでいる
- 駐在員(家族)が実際にやっている資産形成が知りたい
- アメリカでの株式投資ってどう?
海外での駐在期間、資産形成をどうするか悩みますよね。
アメリカの駐在中こつこつ積み立て投資をし、最終的に2000万円分のドル資産を目指す我が家の運用成績を大公開します。

今回は駐在開始から3年間でどれだけ増えたか公開するよ

アメリカでの資産運用の一例として、参考にしてみてね
アメリカ駐在中の投資ってどうなの?駐在中にやるメリット3つ
駐在中の投資をするメリットは以下の通りです。
- 駐在中の機会損失がない(非居住者は基本的に日本では投資できない)
- 投資しやすい環境が整っている(アプリの使い勝手・手数料の安さ)
- ドルで資産を持つことでの分散投資
駐在中は日本に住んでいないので日本では非居住者扱いになり、積み立てNISAを含む株式売買に制限がかかります。
アメリカで投資すれば駐在期間中の資産形成の機会を逃すことはありません。
また、アメリカは投資先進国。
証券口座のアプリの使い勝手やETFなどの手数料の安さなど、投資がやりやすい環境が整っています。

税引き後の配当金で自動的に株の買い増ししてくれるDRIPという神制度もあるよ!

配当金で手動で株を買い増す手間が省けるからほったらかしで複利効果を享受できるよ
個人的には、「投資していると、経済ニュースも自分事として捉えられるようになった」のが一番のメリットだと思います。
暮らしているアメリカや世界のニュースにどう株式市場が反応するか、毎回見ていて興味深いです。
駐在員に起こりうるアメリカ投資のデメリットは?
- アメリカの確定申告が発生する
- 本帰国後の方針を考える必要あり
- 会社の規定によっては投資できないことも
本帰国の際アメリカでのドル資産を残す予定なら日米両方の確定申告が必要になります。

アメリカでの税金は日本で申告すれば戻ってくるから二重課税にはならないけど、その代わり両国の確定申告が必要です。

本帰国後も継続するかによって、開設すべき証券会社も変わるので注意です!
アメリカの投資目的を立てる
まず大切なことがアメリカにいる間の投資の目的をたてること。
- どんな目的で、いつまでに、いくら欲しいのか?
- アメリカでの資産運用は日本に本帰国するまでの予定か?
- それとも本帰国後も継続してリモートで運用するのか?
大事なトピックなのでしっかりと家族で話し合いましょう。
投資目的を考える上でオススメする記事はこちら
我が家のアメリカでの資産運用の方針
我が家のアメリカでの資産運用の方針は以下の通り。
- 10年以上継続
- 毎月一定額以上積み立て
- 分散投資だけどドル資産はちょっと攻める
そもそもお金を増やす方法って何があるの?という方はこちらをチェック
我が家は駐在終了後もアメリカでの資産は運用継続予定です。
(確定申告の問題がありますが、色々調べて多分何とかなるはず…実際になんとかなったかは本帰国後にレポートします)
ドルコスト平均法を採用して毎月のちょっとずつ積み立て。

ドルコスト平均法とは、一定額を定期的に積み立てることで変動リスクを緩和する手法だよ

アメリカでの給与から毎月積み立て+ドル円相場や市場のタイミングを見て円送金して種銭にしているよ
海外送金ならWiseがオススメ
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(個人情報が紹介元に知られることは一切ありませんのでご安心を)
我が家の駐在3年間の資産推移【2021年~2024年】

我が家のドル資産の分散先は次の通り。
- ドル預金…生活防衛資金(と旅行代)として一定額のみ保有
- Wise預金…利率が良いのではじめた。普通預金と同じ使い勝手。ブログ運営などの成果の見える化口座として運用中
- ETF・個別株…メインの資産運用。生活余剰金や日本からの送金で積み立て投資中
- 仮想通貨…せっかくアメリカにいるならと少額ではじめてみた。本帰国前に引き上げる予定

ETF・個別株が右肩上がりなのは資金を定期的に追加しているのもあるけど、複利効果が大きいよ
資産運用(ETF・個別株)の3年間の運用成績

我が家の3年間の資産運用の利益率は現時点(2024/12)で43.15%です。

つまり100万円投資していたとしたら3年間で43万円増えたということ
(※税金などは考慮せず)

一般的な株の年利5%だとしても3年後15%なので43%はいいタイミングで運用できたのかも
ここからはちょっとマニアックな独白…(S&P・NASDAQと比較すると?)
我が家はETFや個別株を20品目ほど分散投資しています。
改めて我が家の証券口座の利益率とS&P500やNASDAQと比較してみると(以下図参照)
- 一番上が我が家の運用成績(43.15%)
- 真ん中がS&P(51.33%)
- 一番下がNASDAQ(60.69%)

シンプルにS&P5001本で運用していたら51.33%、NASDAQ1本で運用していたら60.69%なので、シンプル投資にした方が効率が良かったかな…と思う一方

上の図の赤矢印を見ていただくと分かる通り、S&PやNASDAQの利益率が我が家の配分を上回ったのは2023年半ばから。
NVIDIAなどのアメリカIT株の上昇が目覚ましい時期だったので違いが出たのだと思います。
それまでは分散投資の方が利益率が高かったので、リスクをどこまで取るかの好みかと。
でも理論上は分散投資の方が長期的には利益率が高いので、3年間で判断するには短すぎるのか、我が家のポートフォリオが弱気すぎるのか(多分後者)
専門家の意見が欲しいところなので、今度証券会社の担当者に相談してみようかなあ…(英語がなー…)

シンプルに管理したい場合はS&PのETFで十分効果を発揮しそう

本帰国前にはS&P連動のETFなどシンプルで手数料の安いETFに絞ってポートフォリオを組んで帰ろうかな
我が家のアメリカ資産のポートフォリオ【2024年12月末時点】

図の通り、我が家のドル資産の約80%はETFや個別株などの金融商品です。
ドル預金は生活防衛資金と旅行代として一定額保有し、一定以上増えたら証券口座に回して投資しています。

現金と株の保有割合は個々のリスク許容度によるよ!一例として参考にしてみてね
一般的には、株と現金の保有割合は自身の年齢とイコールが望ましいと言われています。
(例)
- 30代→現金30%・株などの金融商品70%
- 40代→現金40%・株などの金融商品60%

若いほど残り時間があるのでリスクが取りやすい(資産運用は長期であるほどリスク軽減に効果的)からだね
3年間を振り返って:最初の一歩が一番大変
今振り返っても、「アメリカで証券口座を作ろう!」と思ってから実際に口座を開設するまでがめちゃくちゃ心理的ハードルが高かったです。
めんどくさいんですよ…英語だし、別になくても生活できるし。
でも複利は早ければ早いほど効果を発揮します。
ましては駐在中のみの運用であれば少しでも運用期間が長い方が複利効果も得られ、暴落リスクも回避しやすいですし。
円安の状況を気にしてなかなか送金できなかったけれど、シミュレーションした結果「たとえ直近で20円くらい変動があっても今始めた方が20年後の資産運用ではプラスになる」と気づきまとまった金額をWiseで送金しました。
結果として運もよく3年間で43%超と円安の振れ幅をはるかに上回る利益率だったので大正解でした。
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(個人情報が紹介元に知られることは一切ありませんのでご安心を)

円安が急激に進んだ年だったので不安でしたが思い切ってよかった

この成功体験があるからあまりドル円相場は気にせず株が安いタイミングでどかっと送金しています。
今後株式市場が大きく落ち込むことは確実にあると思いますが、焦らず資産を積み上げていこうと思います。
また本帰国前とその後の資産運用状況についてもレポートします!
この体験談がどなたかのお役に立ちましたら幸いです。
ではまたっ
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