こんにちは!
アメリカ駐在員のわさびとその妻からしです。
2023年の7月のカンクン旅行について連載しています。
この記事では、子連れでのサウスウエスト航空搭乗体験について綴ります!
South West航空は、アメリカで高評価のLCCですが、席が全席自由席という、ちょっとクセのある航空会社です。(2025年から変わる予定!詳しくは後述)
…が!子連れで搭乗してみて、子連れ旅行だと、South West航空はオススメできると思ったのでその理由をご紹介します!
サウスウエスト航空は座席指定ができないらしいけど家族でまとまって座れるのかな…
ご安心を!6歳までのお子さん連れなら優先搭乗でまとまって座れます!
他にも子連れにありがたい特徴がある航空会社だなと感じたのでぜひ最後まで読んでみてください
South West航空はなぜ特殊?
サウスウエスト航空はアメリカの知名度のあるLCCですが、結構ユニークな航空会社です。
なぜ特殊かというと全席自由席で、座席が先着順であるという点。
かなり特徴的なシステムですが、アメリカでは人気が高いLCCなのだとか。
どういうシステムなのか、詳しく説明していきます。
全席自由席なので座席が指定できない→2025年から変更予定!
サウスウエスト航空が特徴的なのが、「全席自由席である」、ということです。
通常の飛行機だと、チケット購入時やチェックイン時に座席を選びますが、サウスウエスト航空にはそれがありません。
お客さんは搭乗次第、どこでも好きな席に座っていいのです。
(避難通路の前の席は避難時の誘導をしないといけないため、英語が流暢に喋れる人でないといけないので注意)
みんな搭乗順に好きな席に座っていくので、自分が座りたい席に座りたければ、早く搭乗しなければいけません。
そしてこの搭乗順は、チェックイン順で(もしくは課金して)、決まります。
つまり早くチェックインすれば早めに飛行機に搭乗出来、自分好みの座席を確保しやすくなるという流れです。
【2024年7月速報】完全自由席が撤廃に!
2024年7月、完全自由席のシステムを2025年から撤廃するとサウスウエスト航空からアナウンスがありました。
完全自由席のシステムは、50年以上続いたサウスウエスト航空のユニークな搭乗方法でしたが、80パーセントの乗客が「予約席の方が好ましい」回答した結果を踏まえ、今回の変更決定に至ったようです。
Southwest Airlines is saying goodbye to open seating
— Morning Brew ☕️ (@MorningBrew) July 25, 2024
Starting next year, the airline will assign seats, ending its first-come, first-served policy that began in 1971
Southwest says 80% of its customers prefer assigned seats pic.twitter.com/cBjRrExWVC
というわけで、「完全自由席」は近々なくなるシステムかもしれません!
(個人的にはユニークな体験だったのでちょっと残念!)
ので以下のチェックイン順が搭乗順になるルールは2024年までの暫定ルールとしてお読みください♪
24時間前のチェックインで搭乗順が決まる(つまり先着順)
サウスウエスト航空の搭乗順は、チェックイン順です。
24時間前からオンラインでチェックインができるので、受付開始直後いかに早くチェックインできるかが理想の席に座れる運命の分かれ道。
チェックインが完了すると受付番号が発行され、早い順にAからCまでグループが割り当てられます。
空港のチェックイン機でチェックインすることもできますが、先着順なので、自宅でオンラインチェックインを済ませてしまうのがオススメ。
A-28といったようにグループの中の番号まで割り当てられるので当日は搭乗ゲートの前でグループ、番号の順に並んで搭乗を待ちます。
South West航空のチケットは4種類。高いチケットを買えば搭乗が早いグループを確約することもできる
サウスウエスト航空のチケットは4種類です。
- Business Select
- Anytime
- Wanna Get Away +
- Wanna Get Away
出典:Fare Types and Benefits | Southwest Airlines
一番安いチケットは”Wanna Get Away”です。
South West航空のありがたいところは、すべてのチケットにおいて、
- フライトの変更が無料(別便へ変更する場合、もとの便との差額が発生する分だけ追加負担)
- 手荷物2つ無料
- フライトクレジット(変更時に発行される、後日の予約で使えるポイントのようなもの)の有効期限なし
の特典がついている点。
安いチケットだと、キャンセル時の返金はないので、(別便への変更はできる)もしものとき、フライト変更でなく、返金可能にしたければ一番上のBusiness Selectか2番目のAnytimeになります。
なお、Business Selectであれば搭乗順がAグループの15番目までになる保証があり、次のランクのAnytimeでも”Early Bird*”が含まれているので早めの搭乗が可能です。
*Early Birdとは、通常は24時間前に自分でチェックインするところを、36時間前に自動的に搭乗順を確保してくれるサービスだよ
席にこだわりがなければ当日現地でチェックインでも問題ないですが、もし前の方の席がいい、絶対通路側がいいなどのこだわりがあるのであればBusiness SelectかAnytimeがいいでしょう。
私たちが利用したとき24時間前のチェックインに数分遅れてチェックインしましたが、搭乗番号はB-60。席は175席ある飛行機だったので、下から3分の1でした…おそらく普通に乗ったら人気の窓側や通路側は埋まっている状態だと思います…
South West航空が子連れにオススメの理由
サウスウエスト航空が、子連れにオススメの理由は3つです。
- 1つめは、子連れの優先搭乗があるため、よほどのことがない限り、家族並びで座れるということ。
- 2つめは、預け荷物も2つまで無料のため、荷物が多くなりがちな子連れにとって、余計な出費がありません。
- 3つめは直前まで飛行機を変更できるので、急な発熱のときも安心なところ。
それぞれ詳しく説明していきます。
子連れは優先搭乗があるので家族まとまって座れる!
上で紹介したとおり、サウスウエスト航空でいい席を確保するにはBusiness SelectかAnytimeで優先搭乗をゲットするとお伝えしましたが、裏技が一つ!
Family Boardingという制度によって、6歳以下の子どもを連れた大人2人まで優先搭乗ができるのです!(出典:Boarding the Plane FAQ | Southwest Airlines)
具体的には、Aグループの搭乗が終わった後、Bグループの最初として搭乗が出来ます。
私たちが乗った便では、Aグループが60席あったので、180席ほどある飛行機だと約3分の1が埋まった状態に搭乗ができるということです。
私たちが乗った時は、前の方のシートは結構埋まっていましたが、中央から後ろはまだ誰も座っていない状態だったので、私たちのベストの並びで座席を取ることが出来ました!
上にも書きましたが、24時間前のチェックインでB-60だったので、ファミリーボーディングを利用しなかったら座席の3分の2は埋まっていたであろうことを考えると、この制度があって本当に良かったなと思います。
預け荷物が2つまで無料
子連れでなくてもありがたいのが預け荷物が2つまで無料ということです!
アメリカの国内線って預け荷物は別途有料が当たり前なんですよね。
ちなみにAmerican Airlineだと預け荷物一つあたり 40ドル、2つめは45ドルかかります(2024年2月現在)
でもサウスウエスト航空ならタダ。
3席取っていたとしたら6つスーツケースがコストを気にすることなく持っていけるんです!
(そんなに持ち歩けるかは別問題ですが…笑)
子連れだととにかく荷物が多くなるので本当にありがたいサービスです。
預かり入れ荷物の重要制限も、1個あたり50ポンド(23kg)と、JALやANAのエコノミー国際線の規定と変わりない設定なのもありがたいです。
我が家は0歳と2歳の1週間分のオムツだけでスーツケースが一つ埋まってしまったので、預け荷物2つ無料は本当に助かりました!
キャンセルが無料(正確には、変更がタダ)
航空券を取る上で、重要なポイントがチケットの変更可否だと思います。
特に子連れだと、直前での体調不良などさらにリスクが伴うもの。チケットはいつでも変更できるのがベターです。
South Westのありがたいところは、一番安いプラン、Wanna Get Awayでも別日のフライトへの変更が無料でできること!
フライトの10分前までであれば、搭乗キャンセルでき、次回フライト予約に使えるフライトクレジットが発行されます。
現金での返金ではありませんが次回フライトに使用できるのでまたいつかサウスウエストを使う予定を作ればいいんです。
もしキャンセル可(リファンド可)がよければ、AnytimeやBusiness Selectの上位のチケット購入をおすすめします。
実際に子連れでSouth West航空に乗ってみて感じたこと
ここからは実際に乳幼児連れでサウスウエスト航空を利用してみて、感じたことをレビューしてみたいと思います!
サウスウエスト航空は、先着順という特殊なシステムを導入しています。
一見クセのあるシステムですが、実際利用してみると単純明快なルールで迷うことなく利用できましたよ。
24時間前のチェックインによる搭乗順争奪戦はけっこうシビア
サウスウエスト航空は事前のチェックイン順で飛行機に搭乗できる順番が決まります。
私たちは乳幼児連れだったので、6歳以下の子連れということでファミリーボーディングで優先搭乗が出来るのですが、念のため事前に自宅でチェックイン手続きしました。
が、しかし!
上でも書きましたが、ほぼ時間通り24時間前にチェックイン手続きしたのに関わらず、ゲットできた番号は、搭乗番号はB-60…(全体の2/3くらいの順番)
ファミリーボーディングがなければ家族並びで座ることは難しかったかもしれません。
子連れは空港ゲートで並ばなくてもOK!優先搭乗を待とう
サウスウエスト空港の場合、搭乗順はあらかじめ決まっているので、ゲートの前ではこんな感じで番号順に並びます。
A,B,Cのグループごとに分かれて、さらに前後の人と番号を確認しあいながら番号順に並んでいきます。
皆さん慣れているようでてきぱき進んでいきますが、子連れでウロウロするのはけっこうめんどくさそう…
ファミリーボーディングを利用するのであれば、ゲート前のカウンターデスクでファミリーボーディング利用の旨を申告し、そこで待っていればいいだけなので楽ちんでした。
機内は飲み物も出て、LCCとは思えないくらい快適。ただモニターはない
LCCということで、機内サービスの期待はしていませんでしたが、飲み物も出るし、ある程度アメリカ→カンクンの長距離だったからかスナックも出て、なかなか快適でした!
機内の食べ物・ドリンクサービスはこちら→Inflight Food and Beverage Menu | Southwest Airlines
ただ、モニターはないので、子ども用のエンタメグッズを用意しておいた方が無難です。
↑絵柄カードに合わせた色付きマグネットをマグネットペンを操作して穴にはめていくボード。散らばらないしハマってしばらく遊んでくれる。絵柄カードが何枚もあるので飽きないのも◎。3歳以上の方が食いつきいいかも。
↑マグネットペンで色付きマグネットボールを操作して所定のボックスへ移動させるボードゲーム。これまた散らからないし汚れないのでオススメ。2歳前後から遊べる
↑1歳前後から遊べるアメリカの王道おもちゃ。水で色が変わる特殊な紙の塗り絵。インクが出ないので汚れる心配なし。
あとがき
サウスウエスト航空は、座席は早いもの勝ちという特殊な航空会社です。
実際に子連れで乗ってみると、ちゃんと小さい子は親と離れ離れにならないようファミリーボーディングという工夫があったり、預け荷物も無料だったり、アメリカで人気な理由がよく分かる航空会社でした。
実際に利用してみて、サウスウエスト航空は、真に必要なものを選別して、いらないサービスをカットすることでリーズナブルな価格を追求する、コンセプトのしっかりした会社だと感じました。
みなさまも機会があれば是非利用してみてください!
ではまたっ
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